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日本のカレーは本場とどう違う?インドカレーとの違い・意外な歴史・東京で食べたい名店

公開日: 2026-10-15

日本のカレーは本場とどう違う?インドカレーとの違い・意外な歴史・東京で食べたい名店
写真: Ocdp / CC0

日本のカレーは、インドやタイのカレーとはまったくの別物。じつはインドから直接ではなく、イギリスから伝わった料理です。とろみのあるルウ、ごはんと一緒に食べるスタイル、カツやうどんとの組み合わせまで、日本のカレーのひみつと、東京で食べたい店を紹介します。

まずは結論

くらべるところ日本のカレーインドのカレー
見た目小麦粉でとろみをつけた、茶色のなめらかなソース料理ごとに色も濃さもさまざま
味まろやかで少し甘め。辛さは選べることが多いスパイスの香りが強く、種類がとても多い
食べ方ごはんと同じお皿に盛り、スプーンで食べるナンやチャパティ、ごはんと一緒に。手で食べる地域も
具牛肉や豚肉、じゃがいも、にんじん、たまねぎ豆、野菜、鶏肉、羊肉など、地域や宗教でさまざま
位置づけ家庭料理・給食の定番。「国民食」とも呼ばれる一つの料理名ではなく、スパイス料理の総称に近い
💡

日本のカレーは「インド料理」ではなく、日本の洋食として育った料理です。インドカレーとは別の料理だと思って食べると、そのおいしさがよく分かります。

インドのカレーインドのカレー豆、野菜、鶏肉など、たくさんの種類のカレーを、ナンやごはんと一緒に食べます。スパイスの香りが主役です。
タイのカレータイのカレーココナッツミルクとハーブ、青唐辛子を使った、さらっとしたカレー。「グリーンカレー」が有名です。
日本のカレー日本のカレー小麦粉でとろみをつけた、まろやかなカレーをごはんにかけて食べます。

日本のカレーは「イギリス経由」でやってきた

  • インドのスパイス料理はイギリスに伝わり、18世紀の終わりごろ、イギリスで「カレー粉」が生まれました。
  • 明治時代(19世紀後半)、日本が西洋の文化を取り入れたときに、カレーは西洋料理として日本に入ってきました。そのころはイギリスから輸入したカレー粉が使われていました。
  • 日本の海軍は、イギリス海軍のカレー風味のシチューを手本に、小麦粉でとろみをつけてごはんにかける料理を取り入れました。肉と野菜で栄養をとれるメニューは、当時の海軍で多かった病気「脚気(かっけ)」を減らすのにも役立ったとされています。
  • その後、国産のカレー粉が生まれ、1950年代には、溶かすだけで作れる固形のカレールウが登場。カレーは家庭でかんたんに作れる料理になりました。
海軍カレー海軍カレー神奈川県横須賀市の「よこすか海軍カレー」は、明治時代の海軍のレシピを元にしたカレー。今の海上自衛隊でも、金曜日にカレーを食べる習慣があるとされています。 → 横須賀市
カレールウカレールウ板チョコのような固形のルウを、煮込んだ肉と野菜に溶かすだけ。日本の家庭のカレーは、ほとんどがこの作り方です。

日本のカレー、ここが違う:5つのポイント

  1. とろみ:小麦粉と油でできたルウを使うので、ソースがとろっとしていて、ごはんによくからみます。
  2. まろやかで少し甘い:りんごやはちみつ、野菜の甘みを生かした味が多く、子どもから大人まで食べやすい味です。辛さは「甘口・中辛・辛口」から選べます。
  3. ごはんと一皿で:ごはんの横にカレーをかけて、スプーンで食べます。「カレーライス」という名前のとおりです。
  4. トッピングと付け合わせ:とんかつ、からあげ、チーズ、ゆで卵などをのせるのが人気。赤い「福神漬け」や、甘酢漬けの「らっきょう」を添えるのが定番です。
  5. みんなの家庭料理:家庭、学校の給食、社員食堂まで、どこでも食べられる日本の「国民食」。「作った次の日のカレーは、もっとおいしい」とよく言われます。
カレーライスカレーライス牛肉、じゃがいも、にんじん、たまねぎが入った、日本の家庭の定番のカレー。
福神漬け福神漬け大根やなすなどを甘じょっぱく漬けたもの。カレーの横に添える赤い漬け物です。

日本で生まれたカレー料理

カツカレーカツカレーとんかつをのせた、ボリューム満点のカレー。海外でも「Katsu curry」として人気です。
カレーうどんカレーうどんだしでのばしたカレーを、うどんにかけた料理。白い服にはねないよう、紙のエプロンを出してくれる店もあります。
カレーパンカレーパンカレーをパン生地で包んで、パン粉をつけて揚げたもの。東京・森下のパン屋「カトレア」が元祖だといわれています。
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スープカレー北海道・札幌で生まれた、さらっとしたスープのカレー。大きな野菜が入っています。
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カレーの種類は「カレー」のページでもまとめています。

東京でカレーを食べるならここ

神保町:「カレーの街」

古本屋街として有名な神保町には、カレー店が数百軒もあるといわれます。毎年「神田カレーグランプリ」というイベントも開かれています。

欧風カレー ボンディ欧風カレー ボンディ「欧風カレー」(ヨーロッパ風の、バターとフルーツのコクがあるカレー)で有名な店。第1回の神田カレーグランプリで優勝しました。
🍛
共栄堂1924年創業の、神保町でいちばん古いカレー店。小麦粉を使わない「スマトラカレー」が名物です。

本格インドカレーの老舗

新宿中村屋新宿中村屋1927年に日本で初めて本格的なインドカレー「純印度式カリー」を出した店。インド独立運動家のラス・ビハリ・ボースが伝えたレシピです。 → 公式サイト
🐔
ナイルレストラン(銀座)1949年創業の、日本でいちばん古いインド料理店。骨つきの鶏肉をのせた「ムルギーランチ」が名物です。 → 公式サイト

手軽に食べるなら

CoCo壱番屋CoCo壱番屋「世界最大のカレーレストランチェーン」としてギネス世界記録に認定されたチェーン。辛さ、ごはんの量、トッピングを細かく選べ、英語のメニューがある店も多いです。 → 公式サイト
  • そのほか、牛丼チェーンやそば屋、コンビニでもカレーが食べられます。コンビニのカレーパンも人気です。

外国人がよく気になること

  • 辛い?:日本のカレーは基本的にまろやかです。辛いのが好きなら「辛口」や辛さを選べる店へ。
  • ベジタリアンでも食べられる?:カレールウには、肉のエキスや動物性の油が入っていることが多いです。肉を抜いたカレーでも注意しましょう。野菜カレーを出すインド料理店のほうが安心です。
  • ハラール:一般的な日本のカレーはハラール対応ではありません。ハラール認証のある店を選びましょう。
  • おみやげ:温めるだけで食べられる「レトルトカレー」は、ご当地ものも多く、軽くて持ち帰りやすい人気のおみやげです。
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食べ歩きの楽しみ方は「東京の食べ歩き・グルメ街ガイド」もどうぞ。

公式サイト

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営業時間やメニューは変わることがあります。出かける前に公式サイトで確認しましょう。

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